定款の事業目的について

定款の目的に「産業廃棄物収集運搬業」の文言は必要か?

弊所が関与させて頂いております産業廃棄物収集運搬業者様の70-80%が建設業者様でいらっしゃいます。しかるに一番最初に「建設業を営む会社を作ろう」と思った時には「産業廃棄物収集運搬業」をやるとは考えていないため、多くの建設業者様の定款の事業目的に「産業廃棄物処理業」とか「産業廃棄物収集運搬業」という文言が入っておりません。

故にお客様からも「ウチの(定款の事業)目的って建設業くらいしかないだけど大丈夫?」とお問い合わせをいただいたり、「ウチも産廃の許可を取りたいのでお願いします!」とご依頼を頂き、登記簿謄本の事業目的を確認すると「産業廃棄物」という文言が入っていないことは珍しくありません。

 

そこで気になるのが、もし産業廃棄物収集運搬業の許可取得をしようと考えている会社の定款(謄本)の事業目的に「産業廃棄物収集運搬業」や「産業廃棄物処理業」という記載が無い場合の許可の可否についてです。

許可取得可能?定款を変更しなければならない???

定款の事業目的の判断は行政によってまちまちです

答えは・・行政庁によって見解取り扱いが様々で、1自治体1自治体ごとに確認が必要です。

取り扱いとして下記の①から④のいずれかがあるかと思います。

① 定款の事業目的に「産業廃棄物処理業などの文言が絶対に必要かつ、その文言が確認出来てからでないと申請も受け付けない」

② 定款の事業目的に「産業廃棄物処理業などの文言がない場合は、次回の定時株主総会後までに文言を付け加える旨の誓約書の提出」(誓約する内容もまちまちではあります。「次回」までだったり単に「産業廃棄物収集運搬業などの文言を加えます」だったりで申請を受けつける

③ 定款事業目的の最後に「上記各号に附帯する一切の業務」の文言があれば、それをひろく解釈して「「産業廃棄物処理業などの文言」は不要とする。

④ 定款の事業目的に「産業廃棄物処理業などの文言」は不要

東京都などは④で簡単なのですが。。。

会社設立時には専門家のご意見を!

当事務所ではこれらの事を勘案し、御社の取引上の安全性・信用度なども考えて「定款になるべく記載して下さい」とご指導はさせていただいております。しかし、本当は「建設業の会社を設立したい」というお客様にはあらかじめ「産業廃棄物処理業」と「古物営業法に基づく古物商」の2つくらいは後々必要になる可能性がものすごく高いので、「事業目的にいれておいては如何ですか?」とご提案をすべきだと自分は考えております。

 

産業廃棄物の許可に関するお問い合わせ

産業廃棄物(収集・運搬)や中間処理業、特別管理産廃などの許可申請手続きで、何かお困りでしょうか。産廃専門の行政書士が対応いたします。お電話またはメールにて、お気軽にお問合わせください。

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