産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)の取得をお考えの方へ

「産業廃棄物収集運搬業」という許可においては、産廃は運搬車両に積み込んだら、どこにも下ろさずにその日のうちに中間処理場などに持ち込まなければなりません。「積み下ろしはしない」からと言って、運搬車両の荷台に置いたまま一晩放置などは正直よくやっていらっしゃいますが勿論違法行為です。

この規則(法律)を遵守しようとした場合(もちろん、保冷遵守は基本中の基本ですよ!)、例えば建設業者様が産業廃棄物収集運搬業をしようとすると、現場が17時に終わってそれからどこかの中間処理場若しくは積替え保管施設に運ぶことになりますが、果たしてそれは可能でしょうか?その時間に稼働している中間処理場はほぼございません。

それならば早めに現場を切り上げて産業廃棄物だけ運ぶか?専用の車両と作業員を配置して中間処理場の稼働時間に持ち込むようにするか?どれもかなり非効率的ですし、時間的に可能な体制をとったとしていても、「今日は持っていく産廃があまりないな・・・」という時でも「産廃を積んだら必ず」処理場に、「その日のうちに」(少量のゴミでも)持ち込みをしなければならないという、効率の悪さです。

この点を改善して効率化をアップする許可が運搬している産業廃棄物を指定した場所(許可を取得した場所)に一定期間保管しておける「産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)」という事になります。

産業廃棄物収集運搬業許可(積替え保管あり)の許可があれば、決められた産廃品目を決められた場所に決められた量、保管することが可能になるので、「まとめて週に一回処分場に持っていく」等というようにすることが可能になります。東京都でしたら他社さんのごみを保管することも可能です(その場合搬出は自社でやらなければなりませんが)

しかし、産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)の許可取得は、普通の産業廃棄物収集運搬業と同じ分類にあるように見えますが、産業廃棄物収集運搬業許可・積替え保管ありとなしとでは全くの別物で、積替え保管ありの審査は段違いで厳しいので許可取得まではどんなに順調に行っても最低でも半年はかかると思って頂いたほうがよいです。

産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)の許可取得手順(東京都で許可取得の場合)

① 御社に伺い収集運搬を行う産業廃棄物の種類等も含め事業内容のヒアリングをさせて頂きます

積替え保管の仕方などお決めになっているようでしたらお聞かせ下さい。

② 積替え保管場所の内見と写真撮影

③ 積替え保管場所を管轄する市・区役所で「指定作業所」の届出の事前協議

東京都では「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例」によって産業廃棄物収集運搬業の積替え保管施設は「指定作業所」と定められている為、各市区町村に届出を出さなければなりません。この場合に必要となる基準は概ね以下の通りと成ります(各市区町村によって取扱いにかなりの差異がございますので注意が必要です)。(東京都の市町村部における指定作業所に関しては、立川市にある多摩環境事務への指定作業所の設置届となります)

ⅰ)騒音・振動の対策がなされている

ⅱ)防臭・防じん対策がなされている

ⅲ)排水施設が整っている

ⅳ)近隣住民の事前同意が得られている(「事前説明」でも可能です)

④ 東京都環境局での事前の相談

東京都では週に一回「産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)」や「産業廃棄物処分業許可」等「施設系」と言われる許可に関する事前相談が行え、かなり詳しく突っ込んだ相談が出来ます。但し、この相談は事前の予約が必要となっているので注意が必要です。(令和2年現在は毎週水曜日が積替え保管あり(及び処分業)の事前相談日となっております)

⑤ 事前計画書の作成

保管する産業廃棄物の保管場所の概要(保管量が特に重要です)、保管方法(産業廃棄物の積降し・選別・保管・積み込み・搬出まで詳しく)、防音・防振・防臭・防じん対策の概要等まで詳しく書面にします。

ここでも住民同意が必要ですが、東京都の場合は「絶対に近隣住民全員が賛成しなければならない と言うものでは有りません。(埼玉県等で産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)の取得をする場合は施設周辺半径200m以内の住民同意が必須となるので実質不可能と言うことも多いです)

⑥ 提出した事前計画書に基づいた現地調査

現地調査には必ず私が立ち合いをさせて頂きます。

⑦ 順番は前後しますが、⑤~⑥の間で内容が固まり次第、各区市町村への指定作業場設置届の提出(こちらの届け出書の第一面(各自治体の受領印があるもの)はこの後の産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)の許可申請に必要となります。

⑧ 現地調査に基づいた審査をクリアした後に「産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)」の許可申請書提出

⑤⇒⑥⇒⑦⇒⑧の間等でそれぞれ、審査期間2ヶ月弱あるため、最初のご相談から許可取得まで、諸々含めると最低でも半年、多くは1年近くかかります。

許可権者が注意を払う点について

産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)はかなり難易度の高い許可ですが、以下の二点が特に厳しく見られております

● 保管量がしっかりとまもられているか

産業廃棄物保管量の計算はかなり厳密にしなければなりません。床に直に置きでも構いませんが、その場合は産業廃棄物を「直方体」に置くことが事実上出来ないため、「三角錐」の形で計算させられる等、かなり保管量が制限される上に、その保管量は届け出るため、実務上も厳守となるので注意が必要です。

● 防音・防振・防臭・防水などの措置がしっかりととられているか

近隣に民家があると、「騒音」も問題視されますが、東京都などが、かなり気を使っているのが、「場内から漏れる水」です。

施設内で使った水が、施設の表玄関から、隣接している道路に少しでも流れ出るようですと「近隣住民から苦情が来るから(汚らしく見えるため、苦情の温床になる)」と言われて、盛り土をして道路に向う傾斜を緩和して、水漏れが出ないような措置を取らされる場合が有ります。

許可権者によって取り扱いの差異が大きい許可です

産業廃棄物収集運搬業(積替え保管あり)はとにかく許可権者である各都道府県による取扱が大きく異なる許可です。手続きもかなり違いありますので、何度も役所に足を運び確認しながら申請を進めていかなければならない、非常に手間・時間のかかる申請となっております。

東京都産業廃棄物収集運搬業積替え保管有の申請窓口

積替え保管施設が23区内にある場合

東京都庁 環境局資源循環推進部 産業廃棄物対策課 審査担当

163-8001 東京都新宿区西新宿2-8-1 都庁第二本庁舎19階北側

積替え保管施設が市町村部にある場合

東京都 多摩環境事務所 廃棄物対策課 審査担当

190-0022 東京都立川市錦町4-6-3 東京都立川合同庁舎3階

以上の様に、産業廃棄物収集運搬業積替え保管なしの東京都知事許可は会社さんの所在地によらず、都庁に出しても多摩環境事務所に出してもよいのですが、産業廃棄物収集運搬業積替え保管ありの許可は施設の所在地によって申請先が異なります。

弊所がすべてを代行いたします

産業廃棄物収集運搬業積替え保管ありの許可申請は事前の相談、イレギュラーなことが起こった際の役所との対応等かなり手間と時間がかかる作業になっておりますが、お客様になさって頂くことは、事業計画の青写真の策定と、会社にしかない書類(決算書、事務所・駐車場・積替え保管施設の賃貸借契約書等)の収集と押印書類に印鑑を押すことのみですし、それ以外の面倒な「役所との事前の相談・折衝」「住民票その他の公的書類の取り寄せ」などの一切は当事務所で行わせて頂いております。また、弊所は開業以来10年産業廃棄物関連の許可では最難関と言われる処分場の許可から全国にわたる収集運搬業の許可まで多数を手がているので、イレギュラナーな事象に対する対応もご心配はいりません。

産業廃棄物収集運搬業積替え保管施設ありの許可をお考えの方、ぜひ一度弊所をご活用いただければと思います。

 

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